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2009年の終わり

2009年を振り返る。

何にもしなかった何にもならなかった一年だったなぁというのが率直な感想。
働くこともなかったし、ひとに会うことも極端に少なかった。家から出る回数自体が少なかった。お金がガンガンなくなっていったからね。そりゃ外出回数減るよ。まぁ単純にひとと合わなくなってきてるのかもしれないけどね。ぼくがどんどんズレていって、補完できないくらいの溝が開くというような。十年くらい前からいずれそうなるんだろうと思っていて、そのときが近付いてきたなーという感じ。まだはまだだと思うけれど。なんか仕事にしてもひとにしても似たような立ち位置にあるのかもね。出来れば近づきたいけど、ぼくが不出来なせいで溝を埋められなくて、ぼぉんと遠い目で立ち尽くす感じが。何もしない、を選択するぼく。このままでどこにもいない。
作ることも今年はダメだったな。これは悔しいね。いろいろとやってはみるものの、うまくいかなくなるか飽きるか中途半端で放置してしまうか、のいずれか。例年と何ら変わってないような感じもするけど、かちっとした出来上がりがないのは大きく違う。Catalystでアクセス解析のWebAppとか、Mobile SafariでのOfflineAppとかGeoLocationつかったAppとか(いろいろ)、HTML5でいろいろ試してみたりとか。他にも多分いろいろ細かくやってたんだろうけど、一つとしてちゃんと形になったものはなかったな。最近はjQueryから離れてJavascriptちょこちょこ書いてる。Mobile Safari向けになんか作んのにjQueryは無駄あるだろうし、何よりjQueryに完全に頼り切ってしまってるのがあんまり宜しくないなと思い始めたので。集中力はどんどんなくなってるけど、繋がった時間はまだ持ってるし。perlは上述のCatalyst触ったり、Ark触ったり、Dancer触ったりとフレームワーク使ってちょこちょこやってた。これからは多分Ark使う。他の言語にも手を出したかったんだけど、全くやんなかったな。pythonとかちょっと興味あるんだけど。あ、Obj-Cも。
そういえばフォント作りも再開したものの全くダメだったね。スケッチから前へ進めなかった。フォントはボツ率高すぎるから(経験上)、腰引けてたなぁと思う。写真もほとんど撮って無い。お姉ちゃんの結婚式にアホほど撮ったくらい。
あ、料理はたくさん作ったね。粉関連結構攻めた。うどん・パン・ケーキなどなどなどなど。生命かかってるからね、作らないわけにはいかなかった。でも、毎日手を変え品を変え楽しかったな。失敗してもだいたい次には取り返せたな。お菓子作りは毎回失敗と隣合わせでドキドキしながら。(さっきピザ失敗した><)
ブログではもっと個人的なことガンガン書きたかったな。これはこれからちゃんとやっていきたいと思う。自分で読み返したくなくなるようなやつ。
今年はTwitterばっかりだったね。特に後半は。Twitterやってて、やっててって言うかほぼひとりでつぶやいてんだけど(相変わらず)、なんかやっぱりひとのこと好きだなって思ったな。そこに目の前にひとを感じて。こんな生き方しててたら、ねじれ曲がってひとのことなんか嫌いになりそうなのになぁ。まぁこんなものなのかな。
そういえば、本格的にemacs(Cocoa Emacs)を使い出した。今までも使ってはいたんだけど、あくまでTerminal使用時のエディタとしてしか使ってなくて、ほとんどはSmultronでやってたのね。今はほぼemacsのみで、おろおろしながらもやってる。最初は本家のgitのやつをビルドして使ってたけど、今はフルスクリーンなやつを使ってる。

本もほとんど読んでない。30〜40冊くらいかな。そして、はじめて本を売った。部屋が少しがらんとした。

なんやろ…。今年もインターネット面白かったです。

今年は本当に静かだった。ぼくの目標である「静かな暮らし」のひとつの形だったかもしれない。けれど、あまり納得出来るような暮らしではなかった。ただ静かなだけだった。違うなぁと思うんだけど、何がどう違うのかわからない。

来年?

来年は…、まぁ、もういいやこういうのは。時間は繋がってるし、節目なくだらだら愚かにやるよ。なんも変わんないかもしれないし、ガラッと変わるかもしれない。明日かもしれないし、訪れることはないかもしれない。

そもそも暦に関係なく生きてるのに、こんなの書くこと自体が滑稽よね。

それではみなさま、良いお年を!

あともう2週間ない

というわけで、来年を迎えるまでにやることのメモ。常に2割くらいしかやる気ない。20%ルール

  • ファイルの整理
  • ファイルの整
  • ファイルの整理
  • 布団カバーと枕カバー洗う
  • 部屋の掃除
  • わけのわからんゴミ(飲んだ後の紙パック(大量)とか、飲んだ後のペットボトル(大量)とか)すてる
  • 今年を振り返って…みたいなの書く
  • 生き延びる
  • 机の上の掃除
  • もうちょっとやる気出せ

追記: 091229
あと2日しか残ってないな。掃除はだいたいやってないね。なんかね、はさみがね、見つからなかったのね(掃除関係なし)。

仕事

仕事のことを書く。

ぼくは仕事が怖い。ひとに「なんで仕事しないの?」とか訊かれるけど、いつも面倒臭くて、「嫌いだから」とか「めんどくさいから」とか「雇ってもらえないもん」とか応えるけど。実は怖いってことだけで、仕事から逃げてる。逃げ足だけは凄いんだ、ぼくは。

仕事自体というかなんだろ?作業?というか、例えば「椅子作る」って仕事だったら「椅子作る」ってことはできるのよ。全然。怖くない。でも、それ以外の社会人として当たり前であろうことがほぼ全て怖い。電話とかなんかコミュニケーション新規開拓みたいなのとかね。あと、「できるかどうかわからないことをしなければならなくなるかもしれない恐怖」。これもかなり大きい。もちろん失敗や怒られることも怖い。まぁそんなこんないろいろ。お化け怖いって感じよ。

前の仕事やそのもう一つ前の仕事はものを作る仕事だったから、結構楽しいと思えた(入り込んでるようなときはよかった)。もちろん上記の恐怖はあったけど、なんとか折り合い付けて、1年くらいは継続することができた。恐怖と楽しみが天秤にかけられて、ずっとゆらゆら揺れてた感じ。でもどうしても1年くらい経つとダメになってしまう。恐怖大勝利。逃げる。続かない。

仕事を辞めて恐怖から解放されたぼくは、すごく安心できた。仕事を辞めると、心は落ち着いた。怯えることも、怒られることも、失敗することもない。毎日腹がビクビク痙攣するようなこともない。ちょう安堵。

仕事を辞めると、いつも「戻った」というような感じがする。ぼくにとっては無職であることが正常で、働いている状態は異常なんだと、心はそう反応しているような気がする。肩の荷を降ろすような、そんな感じ。

逃げ癖のせいもある。ぼくは常に逃げるという選択肢を選ぶ。バカみたいに。それしかないみたいに。正しいかそうでないかは重要じゃなくて、危険に対しての回避行動のような感じなのかな。例えば、ぼくの愛する人が襲われていたとしても、ぼくは靴底が溶けるほどの俊足で逃げると思う。そして後日言うんだ「怖かったんだ」って、今みたいな調子で。仕方ないだろ?とでも言いたげに。

自分に対して、刹那的というか厭世的なとこもあるし、子どもの頃から死に近付きたいような思いもあるし。結構いろいろ揃ってる。ほんと跳萬くらいは軽くいってるよね、ぼくのこれまでって。前科が付いてないくらいかな。

なんかまぁこういういろいろなこと(ぼくにとってはね)で結構ナーバスな部分おっきくて、やっぱ結構生きんのしんどいなーって感じだった。ずっと。自分なりに立ち向かった部分も少しはあったんだけど、何も変わんなかった。余計傷を深めた面もある。思い通りにならない自分がどんどん嫌になっていった。なんでこんなこともできないんだろうって。

でもどっかで、怖いまんまでいいやーってなって少し楽になった。別に現実は何にも変わんないけどね。平然と逃げるようになっただけ。

だから、ほんと毎日ちゃんと仕事行ってる人とかすげえなって思う。なんか勝ちとか負けとかじゃなく、すげえなって。オレできんもん。たまに友だちと遊んだりした時とか、「あ、みんな明日仕事なんや…!」とか思って、すごく不思議な気持ちになる。

あとまぁ、仕事が嫌いなわけじゃないから、残業/休日出勤もそれほど嫌いではなかった。確かに疲れ/ストレスとかあったけど、それほど大きな問題じゃなかった。あーでもなんか溜まると眠りが深くなって、20時間以上眠ってしまったりするからアレだったけど(ナルコレプシーではない)。
給料にもあまり拘りがなかった。そもそも交渉は怖いからできないし、いろいろとできないことを自認してるし。むしろ多くもらってるなという感じがあったから、それが少しプレッシャーになった。たくさんもらえたのはうれしかったけれど。

なんかね、このこと、ずっと書きたいなーって思ってたんだけど、うまく書けるような気が全くしなくて避けてた。自分自身でもちゃんと理解できてるか自信がないから。でもね、まぁ別にうまく書けたところで誰かにきっちりばっちり伝わるわけでもないし、誤解されたところで何も問題ないしなーということでね。嗤われたってバカにされたって何言われたって(「甘えんな!」とか「死ねばいいのに」とかさ)、まぁしょうがないよね、こういうひとなんだもん。怖い怖いと泣き叫んでるだけの子供のまま、無駄に老化してしまった。

子どもの頃から、こうだったんだ。いっぱいいっぱい怖かった。その頃の恐怖の感情の記憶が今も残ってる。スイミングスクールに行くのが怖かった。お母さんに怒られるのが怖かった。幼稚園の教室の端の方が怖かった。とかね。その頃から何も変わってないんだなって思う。多分、どっかで変わっていかなきゃいけなかったんだけど、ぼくは全くそういうことをしなかったんだろうな。「遅くない、今なら間に合う」なんて一度も思ったことはないんだろうな。

仕事をしなくなって、1年半以上経つ。今まで貯金を切り崩してやってきたけど、それももうなくなっちゃった(手元にはね)。だから働かなきゃいけない(だからってわけでもないけど)。もう、あとがない。ないんだよ、ぼく。

高等学校卒業程度認定試験

ぼくは高校を、二年の最後に中退している。一年の時はすげえ真面目に勉学に励んでたんだけど、二年になった頃から不登校になって、それで単位足りなくなって中退したって流れ。中学時代素行不良丸出しだったぼくが、高校に入って改心したかのように真面目になった一年があって(ゼロ時限目とか必死こいて出席してたwww)、そのあとどっと反動が来たような感じだなぁ。

不登校になった理由や留年せずに辞めてしまった理由はまぁ、若気の至りみたいなもんだと思う。いろいろいろんな違和感に嫌気がさしたって感じのようなそんな感じ。パンクした。今だに引き摺ってる部分もあるね。

ぼくは今も昔も「にげる」ばかりを使う。それ以外知らないのかよって思うんだけど、選べないんだよなぁ。

あ、んでまぁ、何年か前に高等学校卒業程度認定試験の第一回の試験を受けて合格したんだ。

高等学校卒業程度認定試験

えー何書こうか…。数年前の記憶を手繰り寄せて…。

そうねー、はじまりはー、友だちに気紛れに言った「オレが大検とって大学入ったりしたらおもろい?ねえ、おもろいwww?」。その言葉に友だちは、「そりゃおもろい。やれ」と言った。だから、それをやることにした。おもしろいと言われたら、仕方ないよね。

まず、ネットで調べて、過去問題を解いた。全教科合格ラインを超えた。「なにこれ簡単www」となって、やる気が出てきた。これは全教科100点を取るゲームだと思い始めた。マークシートだし。

次に、免除教科があるかもしれない(一応高校二年行ったからね)ので、通っていた高校に電話で問い合わせて、単位取得証明書(だったかな?)を発行してもらった。なんかね、ぼく電話苦手な上、辞めたガッコに問い合わせってことで、二重にしんどかった覚えがある。高校にその証明書を貰いにいった時も、吐き気を催すくらいだった。「あのー、あー先日えー、そのー、単位取得証明書のー、えーはいー、えー」「あ、これですね。はい、どうぞ」「あー、ど、どうもー」だけだったんだけどね。
何教科か免除されて、ぼくに必要な教科は六教科だけだった。あ、確か二通貰って、一通は提出用(開封しちゃダメ)、もう一通は自分で確認用(出願する教科わからんからね)って感じだったと思う。

そして、試験の2か月くらい前から試験勉強を始めた。過去問題集を買って、それをひたすら解いて、間違ってたら答えをガン見するってだけの勉強。4、5年分の過去問題しか載ってなかったので、一日一教科しかやんなかった。一気にやったらすぐなくなっちゃうからね。ほんと気楽だった。当時ももちろん無職で、なんかすべきことを与えられたような気になって、気持ちが安らいだ。フラフラしてんじゃないんです!ぼく受験生ーーーー!!!という感じ。
あ、んでね、受験教科に国語があったんだけど、それがすっごく簡単に解けてなんか面白かった。ぼく、高校辞めたあたりから積極的に読書し始めたんけど、たぶんそのおかげ。笑いながら解いてた。
ちなみに問題集は試験後にヤフオクに流すことを想定して、書き込みは一切しなかったし、きれいに使った。高く落札された。

試験。神戸のなんたらほんたら大学が試験会場だったので、前日から仲良しのいとこの家に泊まって、そこから向かった。暑かったなぁ。元町から汗ダラダラかきながら歩いたのを覚えてる。
恐らく、卒業しても大学に入学する資格を得られない学校に通っているフレッシュな若者で溢れていて、酷くアウェイな感じだった。ぼく以外には三十歳前後であろう人を数人見たくらい(見逃してたんだろうけど)。
あと、最初の試験でぼくの隣で受験していた子は平成生まれだった(試験開始前にちらりと見たのよ)。ほんとにこういう子いるんだぁ…と衝撃を受けた。
まぁ二日目(ぼくは二日に跨いでいたの)も似たような感じだった。アウェイ感。

まぁこんな感じ。で、合格通知と証明書が届いて「やったあ!」と小さく叫んでおしまい。
大学へは行かなかったというか、大学受験するからには行きたい大学が必要でしょ、でもそれがよくわかんなかった。見つけられなかった。みんなどうやって見つけるんだろう。好きな子いないんだから恋なんて出来ないよ。
友だちは不満だったかもしれない。半分しか達成できてないわけだから。

まぁね、気紛れで飽きっぽくて諦めやすいぼくには、この試験は取っておいて損はなかったものだと思ってる。大学行きたくなっても障壁ないからね。それまでとは違って、みんなといっしょ。

あ、その後ぼくは働き始めるわけなんだけど、履歴書に高等学校卒業程度認定試験合格と書いても、面接時そこに触れられることは一度もなかった。まぁそんなもんです。
ぼくは別に何も変わってない。未来が開けるわけでもないし、光無く充満した暗雲は早々簡単には晴れない。ぼくは変わってない。

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Aboutつくった

長らく後回しになってたAboutのページを作った。→ About

問い合わせ先がわからないとのコメントを頂いたので…。見られてないようで見られてるんだなぁ。まぁアクセスあるってことは見られてるってことなんだけど、ほとんとコメントとか貰わないから実感ないんだよね。ずっと。

Aboutにケータイ番号も載せようかと思ったんだけど、躊躇いがあったのでやめた。

ぼくの2008年を振り返る

えーと、何から書こう。何を書こうか。なに書いてもバカにしかなんないんだけど。

今年はいろいろあったなぁ。
自分の立ち位置が変わるようなことが何度かあった。考え方も変わった。過去の日記を読み返すと、自分が書いた日記とは思えない。なんでそう思ったの?って。誰、これって。なにやってんの?ばかなの?死ぬの?って。
ちょっと自分の中がざわざわし過ぎてる感じだったような気がする。今現在はそうでもないけどね。静かで単純が信条なのに、全く違う流れになってた。F*ckなクソッタレな自分を取り戻したい。いやまぁ、F*ckでクソッタレなことやってたんだけどさ。なんかもっとアホくさい自分ね。

だけど、仕事は相変わらずで全然働かなかった。春頃に数ヶ月働いただけ。桜とともに散った。
あーそれと、ちょちょっと家で仕事したか。

今年も「なんか作んの」はうまくいかなかったかな。後半はというか最近はちょっと上向いてきたけど、まだまだだね。まだ自分をうまく動かせてない感じがする。数年前まではガンガン動いてた感じあったから、余計そう感じる。筋肉痛でうまく体が動かせない時みたいな感じ。これが老いないのかな。認めないけど。
来年は今年よりも、なんか作る。常に。

あー、今年は脱マクドというか、マクド以外の選択をすることが多かったな。特にEeePCを手に入れてからは顕著だった。ガストに住んでた。ガスト→ガストというハシゴも。
ガストの店舗毎に客層・空気感が違うのが面白かったのか、ただガストバーガーに惹かれたのか。まぁガストバーガーはなくなっちゃったんだけど。悲しいことに。

今年も27年来変わらずの痩せ形体型だったんだけど、食べても食べても痩せていく体になってしまった。食べる量は増えてるのに体重が減ってく。別に体の具合が悪いとかってのはないんだけど。なんか食べんのがバカらしく思えてくる。あーこれ食ってもただただ排泄されていくだけなのかーって。

それと、ずっと会いたかった人に会えた。ぼくが死ぬまでに一度会えたらいいかなって思ってたんだけど、もう会えちゃった。あーあ。喪失。
でも、会ってどうすりゃいいのかわかんなくなって、わーってなって爆発した。
ぼくは会ってどうしたかったんだろう。会いたいってなんで思ってたんだろう。ぼくはぼくのことがよくわからないままだった。これがぼくらしさですか、小心者で幼稚で成長しないのがぼくですか。ファック。
もう会えないのかもしれないけど、まぁそれでもいいかな。あんまり欲張れるほどぼくは善い人間ではないし。また爆発しちゃうし。それで問題はないんだよね。

という感じの一年だった(ざっくり)。

ぼくは来年も静かに単純に生きる。まだもうちょっとやりたいことがあるんだ。だから許して!

あ、来年は働きます、多分(少しは)。天の邪鬼なので、景気が悪くなったら働き出すのです。

それではみなさま、よいお年を!

27歳になったんだよ

季節の変わり目。昼間はそこそこ暖かいんだけど、日が沈むとぐっと寒くなる。一日の気温の変化についていけなくて、ここ最近はずっと鼻水をたらしている。

26歳になったときも、今みたいに鼻水をたらたらさせていたのかな。夏だって秋だって、毎年去年のことをうまく思い出せない。ぼくの鼻はどうだったの?

「前進あるのみ!」とお便りをもらったので、ここから前進しようと思う。ここがどこなのかわからないけど、ここじゃないどこかへ向かえばいいんだよね、きっと。

まいにちのようにいう

「オレは嘘を言わないよ」

でもね、当然だけど、ほんとうのことも言わないんだよ。全部は言い尽くせない。なんでもかんでも喋っているようなぼくでも。

ぼくはほんとうのことだけを言って、それでひとを誘導したいって思ってる。箍が外れたようなたくさんのほんとうで。

信じるべきぼくはどこにもいない。嘘を言わないぼくだけど。

自分に騙される

過去のオレは嘘を吐いていた。見栄も張っていた、格好良く見せようとしていた。欺瞞に満ちた人間だった。
そのくせ、今よりももっと臆病だった。それも隠した。少なくとも隠そうとはしていた。
そういう自分に気付いていなかった。うまくフィルタリングしていた。
気のある振りをして、思わせぶりなことを言って、嘘の好意を見せて。そうやって、誰かに承認してもらえた気がしていた。人と繋がっている感覚に心地良くしていた。少しでも面倒くさくなれば、また誰かがいる。執着するのはバカらしいことだ。バカらしい。バカらしい。ドライな感覚も作り出したものだった。

ずっとそうやってたら、オレはそこそこ気分よく生きていけたのか。わからない。だけど、現実はずっとは続かなかった。オレは自分が自分をうまく騙していたことに気がついた。それでも、その嘘を続けようとした自分が恐ろしかった。誰にも言わなかった。言ったら自分が自分でなくなるような気がした。実際、自分はなかったはずだから。

気持ちの中がひとりぼっちになった。誰のことも信じていなかった。もちろん嘘吐きの自分のことも。最悪だった。

とにかく、嘘からは遠ざかろうと思った。それからよく歩くようになった。たくさん考えるようになった。なぜ自分が自分を偽ろうとしたのかも、ぼんやりとわかるようにはなった。

長いことそうやって悶々とした日々を過ごしていて、ひとりの人に出会った。その人の前では少なくとも嘘はつかなかったし、見栄も張らなかったし、格好つけようともしなかった。たぶん。素直になった。ひょっとすると、面倒くさいことができるようになって、はじめて素直になれた人だったかもしれない。
ぼくはその人にたくさんのことを教えてもらった。というか与えてもらった。自分がもう一度産まれたような気さえした。ぼくも何かを与えたいと思った。

でも、ずっと言えなかったことがあった。嘘で隠すようなことはしなかったけど、自分の中にある言葉をそのまま口にすることはできなかった。その人とずっと一緒にいたかった。だから言えなかった。結局ぼくは信じられなかったんだ。ぼくは何も与えられなかった。そして、その人と会うことはなくなった。

どんどん泣きそうな気持ちになっていたぼくは、少し解放され、勝手に絶望を背負い込んだ。
でも、ぼくは運が良かった。絶対にぼくを引き上げてくれる人たちがいた。何度も何度も引き上げてくれた。ぼくはバカになった。ぼくはバカみたいに素直な人間になった。ぼくは泣いたり笑ったりした。与えてもらったすべてがなくなってしまうんじゃないかと、すごく不安に思っていたけど大丈夫だった。心から笑うこともできた。

それから、そして、だけど、そして、ぼくはまた、自分を騙そうとしているのかもしれない。消えたいと思っている自分を騙そうとしているのかもしれないし、もう一方の自分を騙しているのかもしれない。

エンドレスリピート

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ぼくはあいだにいる

Me

Yasutaka Sato

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