車の運転がそこそこ好きなんだけど、あんまり上手ではない友だちがいる。運転中テンパってくると、急カーブなのにアクセル踏み込んじゃう友だち。助手席のぼくに「あ、しぬ」って思わせる友だち。
ぼくはその運転に対してこう言ったわけよ。「好きなんだろ?好きなのにこれかよ!」ってまぁ笑いながら。
友だちはこう返したの。「「好き」と「上手」は違う。関係ない」って。
至極真っ当な言葉だと思う。なんの大したことは無い、当たり前の言葉だと思う。ふーんとも、へーとも思わない言葉だと思う。だけど、当たり前の言葉はたまに、真っすぐにぼくの中に入ってくる。
ぼくは多分その言葉を結構気に入ってて、いろんな時に思い返す。
ぼくは一応、毎日ただ好きなことをアホな顔をしてアホみたいに延々続けてることになってる。でもね、好きなことやっても、99%くらいはうまくいかないし、うまくいったって何にもならないんだよね。
そんな中で、「あーしんどいなー」って時とかにその言葉を思い返して、「あー別にうまくなくてもいいよなー」って思うの。思って、「よしっ!」って気になるの。「こっちは好きでやってんだよ、バーカ」って。
そりゃまぁうまい方がいいけどさ。うまくいって何かになればいいけどさ。「うまいこと」やるために好きことやってるわけじゃないんだよな。
あーなんか何言いたいのかわかんなくなっちゃったな。
ブログ書くのは好きだけど、うまくは書けないんだよ。んでそれは別に関係ないんだよ。バーン!
ぼくは「またね」とも「さよなら」とも言わなかった。
別れの言葉は言わないんだ。辛い言葉は相手まかせ。
いつだってその言葉を待っている。そんな気がする。
ぼくを”かわいそうなひと”にしてくれる言葉を。
別れの言葉をあなたから

昨日みた夢の内容が思い出せない。知っている男のひとと女のひとがいた、ということしか思い出せない。朝の雨に流されてしまったのかもしれない。そんなわけはない。覚えておきたい夢だったはずなんだ。
昔やったようにメモしておけばよかったのに、ぼくは目を開いて雨音に聴き入っていた。たぶん、雨音のほうが重要だと判断したんだろう。寝起きのぼくは。
優先順位はいつも不安定で、瞬きのあいだにもころころと入れ替わる。一番大切なことだって、いつも最重要項というわけではなくて、平均するとまぁ一番上にあるんじゃないかな、くらいのものなんだろう。
ぼくの大切な夢は、雨音にあっさり上位を譲ってしまった。寒いくらいの涼しい今朝だった。
ぼくにもあなたと同じように「言えないこと」「言わないこと」がたくさんあって、その内のひとつをつい先日はじめて口に出した。ぼくがあたまのなかで何度も言ったその言葉は、ぼくが口に出すとやっぱりなんだか緩んだ言葉になった。口に出すまでは粗暴で悲壮な言葉だったのに。
ぼくはその言葉に縛られて生きている。もうずっと10年以上20年未満。何をしているときでもいつもふっと浮かんでくる。そしてぼくは泣いたり笑ったりしている。
その言葉がなかったら少しは違っていたんだろう。あなたには会わなかったかもしれない。でも、たぶん、ぼくが泣いたり笑ったりしているのは変わらないと思う。ほんの少しの差でしかない。
そんなもんだよなと思って、ぼくはまた肩の荷を勝手に降ろした。
wyolicaの悲しいわがまま(One Love Ninety Nine)がiTunesStoreに無くて、すごく残念。CD探すの面倒くさい。
何日か前に、いつものように「はてブのhotentry」を巡ってて、いいエントリを見つけた。いい言葉に出会った。
わかってること、知ってること、なのに忘れてるんだよね。単純であればあるほど。でも、単純なことだから、自分では探さないし見つられない。わかってるつもりだから。ひとに言われたりしないと気付けない。そういう言葉に出会った。
小西真奈美の詩集を読んだときも同じようなことを思った。
単純なことは忘れやすい。
その単純なことに気付けたことが嬉しかった。それで、ありがとうって気持ちだったから、そのエントリを書いたひとにはてなポイントを送信した。ほんのちょっとだけどね。
そしたらね、ポイント付きでコメントがきた。その方から。
丁寧なコメントが綴られていた。ほんのちょっとのポイントだったのに、この方はお返事くれるんだ。ほんといい方なんだろうなって思う。嬉しかったな。すごく、嬉しかった。それで、また気付けた。
「ありがとうにありがとう」っていいよね。
ずっと何年も前のことだけど、思い出した。
ぼくが何かしたのか言ったのか忘れたけど、ぼくは「ありがとう」って言われたのね。ぼくはそのひとにその言葉を貰って、すごく嬉しかった。だから、ぼくは「ありがとう」ってそのひとに言った。そのひとは「え、何のありがとう?」って訊いた。ぼくは「ありがとうにありがとうだよ」って答えた。
ぼくはそのいい言葉に出会って、ちょっと中途半端になってた気持ちから一歩踏み出せた。他人を気遣ってる振りをして、中途半端なままにしていたことから。失敗に終っても、ぼくはずっとそうしたかった。失敗でもいいんだよね。あのまま嘘になるよりずっといい。
ちょっとだけぼくを取り戻せた。勇気なんかないけど、正直にはなれた。